川崎西道院看板製作

新型コロナ感染症拡大防止のため政府は緊急事態宣言を発令しました。そのため不要不急の外出は自粛しないといけなくなり、当然道院での修練は3つの密(密集、密接、密閉)に該当するため中止としています。よって普段よりも時間が出来たため、道院の看板を自作してみることにしました。

まず地元のロイヤルホームセンターに板を買いに行きました。このホームセンターでは耳付きの手頃なサイズの板を購入することができます。そして高さを75cmに切ってもらい、いいサイズの板に仕上がりました。

続いてサンドペーパーで全面を磨きあげます。文字を塗るため念入りに磨きあげました。特に耳の部分はささくれているため、しっかりと磨く必要があります。おかげで全身木の粉だらけになってしまいました(笑;)

サンドペーパーで磨き上げた後は、文字を塗る際滲まないよう、クリアニスを塗ります。あまりツヤ感を出したくないため、艶なしのニスを薄く全体に伸ばしながら塗り上げます。天気の良い日でしたので、片面30分もあれば十分に乾燥することができました。

続いて、文字の作成です。字体を選びますが道院ホームページのTOPページに使用している侍(サムライ)という書体を選択して、文字をワードに入力し、印刷します。印刷したものをつなぎ合わせて板にちょうど合うようにしていきます。

そして、ホームセンターで買ってきた転写シート(カーボンシート)を間に挟み、上から文字の縁を書き始めると良い感じに板に文字を写すことができます。しかしインクによる転写のようなのでずれてはみ出すと後で消すのが難しそうなので慎重に縁取りしないといけません。

左が下塗りのツヤなしのクリアニス、右が文字を塗る黒色の漆のニスです。文字を細い筆ではみ出さないように塗って行きます。これがなかなか神経使います。何度も上から塗り、文字を膨らませるようにしていきます。

そして完成したのがこれ。なかなかの上出来だと自己満足!

文字は彫っていないので何度もはみ出さないように上塗りしては乾燥を繰り返しました。

 

こちらは専有道場に、一作目は修練場所に置くこととします。看板製作は、板代(約2千円)、ニス、筆、サンドペーパー、転写シートだけで簡単にできますので、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

(2020.4.12)